背の眼 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)

背の眼 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)

第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。選考委員の綾辻さんが本格ミステリだ、と言った作品。たしかにまごうかたなき本格でした。10の内1,2はホラーではありますが、舞台の雰囲気・登場人物などどこかで見たような本格臭です。第六回本格ミステリ大賞の候補になるのも頷けます。*1今後注目していく作家さんになるかもしれません。

*1:候補作はまだ読んでませんが

今月はなんといっても三津田信三さんの『厭魅の如き憑くもの』。いつでるのか詳細はわかりませんがもの凄くハードル上がってます。

QED 神器封殺 (講談社ノベルス)

QED 神器封殺 (講談社ノベルス)

QED ~ventus~ 熊野の残照』に引き続いて和歌山が舞台。三種の神器がテーマとなってます。メインは袋綴じの中身。自分にも馴染みのある場所が出てきたのがちょっとうれしい。
新キャラが出てきましたが、そのうちメインで新シリーズでもしそうな気がする。桑原崇とのキャラ分けが難しそうです。

逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎

逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎

自衛隊廃止論はコトダマ・ケガレ信仰を根本にしているという本でした。流石の平和主義者でもコトダマはないのではと思います。ケガレはあるかもね。
お年玉やご祝儀は新札で、香典類は古札で用意しますけど、これもケガレなのでしょうね。

ファースト・インプレッションズ・オブ・アース

ファースト・インプレッションズ・オブ・アース

THE STROKESの新譜が良くてこればっかり聴いてます。今年1発目にもかかわらず、既に年間ベスト級だと思います。本読んでても、これちょっと違う、と感じることあると思いますがそれと同じです。1st、2ndを下敷きに昇華させてる……と思う。