『白昼蟲<ハーフリース保育園>推理日誌』黒田研二著

白昼蟲―“ハーフリース保育園”推理日誌 (講談社ノベルス)

今どき珍しいほど古いアパート<平和荘>で殺人事件が発生。その場を偶然、望遠鏡で目撃してしまった次郎丸諒は、現場に急行するも、存在するはずの遺体はどこからも発見されず……。殺人、自殺、いじめ。次々と明らかになる悲劇の連鎖。惑わされ続ける事件の真犯人に迫る鍵は、次郎丸自身の過去にあった!

今回は次郎丸諒の話。いじめがテーマになってるのでイタタタタですが、ラストで救われた。次郎丸自身も封印してた過去と再び向き合う事でなんらかの決着を付け、夢に一歩踏み出しそうな感じ。探偵役の園長先生の影が薄いのはもうお約束ですか。推理さえ次郎丸の口を借りて為されてる程ですから。ラストの演出の為かもしれませんが。今後の展開共々楽しみにしておきましょう。