『霧舎巧 傑作短編集』霧舎巧著

霧舎巧 傑作短編集 (講談社ノベルス)
僕は霧舎巧は別に嫌いではありません。ただ、どうでもいい部分があるだけです。
「手首を持ち歩く男」「紫陽花物語」は『本格推理シリーズ』に収録されてた作品。「紫陽花物語」は読んだ記憶があったけど、「手首を持ち歩く男」は忘れてた。読んだの憶えてても推理の中身は忘れてたけど。探偵後動悟のキャラが今と少し違ってる。
「動物園の密室」御手洗潔パスティーシュ。密室モノだけど犯人の負うリスクがあまりにも大きすぎる。現場の状況はおもしろい。
「まだらの紐、再び」これが1番推理を楽しめた。目新しいものはないんだけど。
「月の光の輝く夜に」ボーイミーツガールもの。甘々なのは苦手なんですよ。苦々なのが好きなんですよ。
クリスマスの約束」こういう趣向は好きですけど、やっぱり甘々なのは苦手ですよ。僻みですか、そうですか。