『鬼がつくった国・日本』小松和彦・内藤正敏

ISBN:433471434X
図書館本。《鬼》とは山の民・海の民・川の民・下級宗教者・芸能等の人々。こういう人達は1箇所に定住してなかったり、横の連携があることで、種々の情報を持っていた。だからこそ、時の権力者に利用され、用が済めばその役割を持っていたことから今度は封じられた存在となった。ここらへんはやはり皮肉な感じを受ける。僕にはその気持ちを推し量ることなど出来ないけれど、ボヘミアン的自由度といったものがあれば少しは救われる。現代でもまだ存在する問題ですから難しいです。