高原に建てられた災害用のシェルター。その近くで“僕”は暗闇の中、何者かに襲われて崖から転落し、頭を打った。包帯が取れたとき目に前に広がったのは、一面、白い霧の世界。脳を損傷し、動くものを認識できなくなってしまったのだ。そして、密室のシェルターの中からは女性の死体が発見されて……。

後味悪っ、なのはもう仕様のようです。自分の欲望(黒い)に正直な人がてんこ盛りでした。伏線の張り方はうまいと思いました。