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- 作者: 太田忠司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 新書
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大戦の傷跡をまだ深く残しつつも、人々が希望を胸に復興をとげてゆく時代―一九五〇年の十二月。それは三百年以上続く由緒ある旧家、西郷家に届いた一通の手紙から始まった。便箋に書かれた“すべての事件の謎は我が解く”の一文。その意味する「謎」とは?壮麗な旧家の屋敷を舞台に繰り広げられるおぞましき人間関係、次々と起こる奇怪な事件。はたして犯人の正体は?そして、その目的は一体何なのか……!?本格推理の名手が“難航不落のトリック”をひっさげて読者に挑む、新しいエンターテインメント意欲作!
この本格ガジェット満載のあらすじには惹かれても仕方ないです。そして読後感は、これまた問題作だな、というものです。怒りにかられるか、笑って済ませるか、そういうの。