曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫)

曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫)

曹操〈下〉―魏の曹一族 (中公文庫)

曹操〈下〉―魏の曹一族 (中公文庫)

凡その流れが分るからなのか1日で1冊読めました。遅読な僕にしては頑張ってると思います。副題に「魏の曹一族」とあるように曹操とその宗族・家人を中心となってます。その割りに曹洪はほとんど著されず、吝嗇家という部分だけでした。おそらく続編の伏線になってるのではと思います。良くも悪くも曹操はあくの強い超然としたキャラク*1とされることが多いですが、この曹操は弱い部分もあり人間味にあふれた人物となってます。

*1:実際、位人臣を極め、孫子に注釈を付し、武器・甲冑の改良をし、詩人としても名を成すような人間ではそうなってもしかたない気はします